食品卸売 B社様(従業員45名・年商12億円)| 2025年2月〜2025年6月(5ヶ月)
Excel・FAX依存の受発注業務を自社専用システムで全面刷新
Claude APIによる需要予測エンジンを搭載した受発注・在庫管理システムを構築し、在庫過多・欠品・人的ミスを解消
在庫回転率
25%
改善
欠品率
8→2%
に削減
受発注処理
60%
時間削減
棚卸作業
2日→半日
プロジェクト開始前の課題
ExcelとFAXに依存した受発注業務
約120社の取引先からの発注をFAX・電話・メールで受け、事務員3名が手作業でExcelに入力していた。入力ミスによる誤出荷が月平均8件発生し、取引先からの信頼低下につながっていた。
在庫の過剰と欠品が常態化
食品は賞味期限があるため在庫過多は廃棄ロスに直結する。一方で人気商品の欠品が頻発し、機会損失が年間推定1,800万円に上っていた。発注量の判断はベテラン社員の勘に依存し、属人化が深刻だった。
月末棚卸に丸2日を費やす非効率
倉庫3拠点の棚卸に毎月丸2日を費やし、その間は出荷業務が停止。実地棚卸とExcel在庫の差異が常に発生し、原因追究にさらに半日を要していた。
CIALTEのアプローチ
業務フロー診断・システム要件定義
受注から出荷までの全業務フローを可視化。各工程の所要時間・エラー率・ボトルネックを定量的に洗い出し、「どこをシステム化すれば最も効果が大きいか」を特定した。
Why this approach
中小企業のシステム化で最も多い失敗は「全部を一度にやろうとする」こと。ROIが最も高い受発注・在庫管理に絞り、段階的に拡張する設計とした。
受発注システム構築
取引先ごとの発注履歴を学習し、次回発注の予測値を自動提示する受発注システムを開発。取引先にはLINE経由で発注・納品通知を送信できる仕組みを構築し、FAXからの移行を促進。
Why this approach
取引先の年齢層が高く、Web登録型のシステムでは定着しない。LINEなら既に使い慣れているため、導入障壁を最小化できると判断。実際に3ヶ月で取引先の85%がLINE発注に移行した。
在庫管理・発注最適化機能追加
バーコードスキャンによる入出庫管理と、Claude APIを活用した販売実績分析・需要予測エンジンを構築。過去の販売データ・季節変動・曜日パターンをLLMが分析し、取引先別の適正発注量を自動提案。賞味期限アラートと先入れ先出し(FIFO)管理で廃棄ロスを削減。
Why this approach
食品卸売業の最大の痛みは廃棄ロス。Claude APIによる販売パターン分析と需要予測を組み合わせることで、ベテラン社員の勘に依存していた発注判断をデータとAIで支援する設計とした。
Technology Stack
プロジェクトの成果
| Metric | Before | After |
|---|---|---|
| 在庫回転率 | 年間8.2回 | 年間10.3回(25%改善) |
| 欠品率 | 8.1% | 2.0% |
| 受発注処理時間 | 1件平均8分 | 1件平均3分 |
| 月末棚卸作業 | 丸2日(全拠点) | 半日(全拠点) |
事務員3名の残業が月平均30時間削減され、取引先対応や新規開拓に時間を充てられるようになった
FAX発注からLINE発注への移行率が85%に達し、取引先からも「便利になった」と好評
廃棄ロスが年間約800万円削減され、システム投資の回収が初年度で完了
"うちのような小さな卸売業に合うシステムなんてないと思っていました。大手のERPは高すぎるし、かといってパッケージソフトだとうちの業務に合わない。CIALTEさんはうちの業務を徹底的に理解した上で、「これだけあれば十分」というシステムを作ってくれました。取引先からもLINEで発注できて楽になったと言われています。"
代表取締役
食品卸売 B社様
